喪125の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第125話の感想です。

振りのあったネズミーへの遠足ですが、前回の熱も冷めぬままに遠足編へと突入しました。

遠足が始まる、ってなかなかすごいタイトルですね。何回このエピソードが続くのかはわからない。ワタモテで学校イベントがあると、体育祭、卒業式、遠足、一回では終わらないという流れが確定しています。

智子としてはもう遠足だるいから休みたいみたいなのはないんだなと。田村さんや真子と、じゃあ明日また遠足でね、という別れ方をしているとすれば、休む道理はないですね。別に不真面目っていうのではなく、みんな楽しそうな浮ついた場にいるのが嫌いという感じだと思います。そういう場に身を置くことがそんなに嫌ではなくなった。とはいえ、一応こころのなかでは文句は言ってますね。放任しすぎだろうと。抵抗は少なくなったけど、別になびいている感じではないです。

さてここで、吉田さんが他の奴らと回る、と見たことのないような微笑みをたたえているわけですが、私が想像する吉田さんのネズミー(今後ディズニーランドと呼称)での行動予定を書いて見たいと思います。ここで吉田さんはガチのディズニーファンだという、これまでの描写から見られる想定を前提としてお話ししていきます。

それほどディズニーランドが好きっていうほどでなく、高い遊園地っていう感覚の人たちと行動をともにすると、回るアトラクションの数や見られるショーの数が激減してしまうのです。

ディズニーはまず開幕ダッシュするようなものだという、ある種のスポーツであることを知っていただきたい。

意識低い人たちと一緒にちんたら回ってたら、三つ四つぐらいしかアトラク回れないものです。あ、あれ美味しそう買っていこうとか、おめでてーな、小一時間問い詰めたい。そういうものなのだということを共有しておきたくこれを書いています。

それに加えてディズニーのアトラクションにはシングルライダーという制度があります。これは一名様のお客様を別の待機列に並ばせて、団体さん複数人数乗りのライドでできた一席の空席に割り当てていくという制度で、これは通常待機列よりも短い時間で乗ることができます。ファストパス(予約券)とっての待ち時間、シングルライダーでスプラッシュマウンテンを二、三周するとかブン回りできてしまうのが単独行動の良いところ。

同程度の意識を持つ友達とでなければ、単独行動の方がよほどうまく回るのがディズニーのあり方であり、一匹狼である吉田さんにとっては最良の選択のように思います。

吉田さんの微笑みから読み取れるこれ、全く当て外れだったらディズニーに興味のない人にすごい無駄な文章読ませてしまったのではないかという一抹の不安もありながら、いちディズニーファンとしてディズニーランドを素晴らしさを知ってもっと好きになってもらいたい!という気持ち。

その後のなにやらもめた後みたいな吉田さん、一体なにがあったのか。これについてまで邪推をしたらしすぎな気がする。多分北関東のヤンキー(クズとメガネと文学少女(偽)より)ともめたということに私の中ではなっています。

この吉田さんの行動の読めなさと後半の展開、なにかしら今回の遠足について大きな鍵を握っているように感じるところです。具体的な予感としては根元さんと岡田さんについてですね。

序盤であそこまで仲が悪い、とくに鈴木くんが怒るぐらい、というのは日を置いてどんどんグループの雰囲気が悪くなっているのが空中分解寸前まできている感じです。

どういった理由でここまで仲が悪くなったのかは今後わかるように描かれるのかなと思いますが、そろそろ仲直りしてほしいなという期待も込めつつ。

吉田さんは岡田さんとは会話する関係で、岡田さんと根元さんの関係性の変化には気が付いていることでしょう。なので根元さん側のケアに吉田さんが自主的に入るというのは、卒業式などで見せた男前さ加減から不思議なことではありません。

おんなじように考えるなら加藤さんは岡田さん側のケアに入ってるみたいな気がします、前回でもそうかな。とにかくこの仲よかった2人の仲違いを気にしている人はたくさんいると想像できます。そのわりを食わされている南さんが不憫だけど、かわいい。いえ、不憫ゆえにかわいい。今回の裏の主演女優賞は、南さんです。これは大変重要なことなのです。

加藤さんがあれ?南さんも来るのっていうのは、根元さんとの話を切り出すタイミングが減っちゃうからだと思うんですね。

うっちーのこと、いつも感想でスルーしてるけど、ギャグ要素を1人で背負って200%人を笑わせてるの本当にすごいと思います。今回でもうっちーがあれだけのボリュームで取り上げられてるのが嬉しくて仕方ありません。面白いもの、真子が宮崎さんに連絡してあげるというところとか、今回更新深夜だったけど声を出して笑いましたから。それ以上言いようがありません。

この新生黒木パーティーを外側から面白いグループと表現する根元さん。このグループで修学旅行前からの黒木智子を認識しているのは根元さん1人です。あとのメンバーははぐれもの同士がなんとなくつるんでるという感覚で、変化って気持ちはないのかもしれない。智子も本人には多少の変化はあるとしても、取り巻く環境の変化がものすごく大きい。

そういう中に、観察者みたいにして入ってきたネモ。でもあのハハハって言ってるカットは根元さんにも岡田さんとのことがそれなりにダメージを与えているのかなと。どことなく捨てばちさを感じるというか。お前のせいでこうなったんだぞという当てつけのようなものも感じる。

今回からスタートした遠足編は根元さんにフォーカスが当たるように思います。修学旅行編で田村さんと真子が仲直りしたとかそういう感じ。

でも不思議な漫画だなと思うのは、クラスの中でひとりぼっちだった頃の智子の方が、作品の中での存在感が大きかった。そして今クラスの中に居場所ができた智子の存在は読者の中で希薄になる。

それはあえての演出だと思います。クラスの中で居場所のある智子が依然一人称を独占して、それまでしてきたように読者に語りかけるようにすることだってできますからね。

このところの智子の存在感の希薄はどんな意図があるのかはわからないです。あえて狂言回しとしての立場さえ持たない智子のあり方には不満というよりなんらかの意図を読んでしまいます。

もはや群像劇なのだからその回その回にフォーカスを当てるキャラクターが変わって当然という見方もあると思います。

しかしながらこれは智子が成長しているように見えながらも、それは取り巻く環境が変化しているだけで、外的な影響によってほとんど変化していない停滞の時期であるというトリックを作り上げているようにも思えるところです。

広告

ワタモテ感想文へのリンク2017/11/3版

ワタモテ、超盛り上がってる中で、普段ブログに感想は書かないけどついつい書いちゃったって人はいないかなとGoogle先生に問い合わせて見た結果、ものすごくたくさんある!当たり前ですよね、って気持ちでそのリンクを貼り付けてみます。

まず今日あらたに見つけた感想記事へのリンクを貼り付けます。

英語は英語で洋ゲー堪能する願望

わたモテ感想 [喪123]モテないし弟が3-5にくる

http://gyuntor.seesaa.net/article/454386143.html

なるほど、ダンボーさん。たしかにダンボーさんって● ▲ ●。この呼称が正しいのかもしれない。このところの更新日の盛り上がりを楽しんでいらっしゃる方のようです。

他にも様々な媒体の作品をレビューしていらっしゃいます。

G・A・M BLOG

『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』第124話更新~あらすじとネタバレ感想~

https://shocoturn-gamblog.com/1453.html

かなりがっちりしっかりしたレビューサイトです。更新頻度がすごい。

ワタモテは喪122からレビュー始められているようです。

マニアインデックス あいあむくれいじー

ワタモテ、 喪122 喪123 感想

http://maniaindex.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

喪121から感想をつけられているようです。コミックに並んでいたら買う程度と書いてらっしゃいますが、続けてくれたら嬉しいですね。

5階にいるマヌケの日記

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い喪115後編」を読んで

http://blog.livedoor.jp/medaka_sama/archives/51406678.html

この記事の他にもワタモテの記事がいくつもあります。しかし普段のブログの記事、難しい。

ワタモテの感想書いたらアクセスが増えたと書いていますので、また書いてもらえるとうれしいです。

オレカラジオ-NEO もっともっと俺たちの戦いはこれかラジオ

第18回 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪120」を語ろう

http://orekaradio.seesaa.net/article/453700961.html

PodCastだ!検索してて初めてたどり着いたPodCastです。ワタモテは変わった、群像劇になったという感動が声色にあふれています。

感想を聞くって新しいし、楽しいですね。

幻想世界 ――二つの世界の境界線――

わたモテ 喪120 感想 ゆりちゃん切ない切ない切ない……

https://ameblo.jp/pipimira12/entry-12308661016.html

強い気持ちが伝わってくる、長文感想です。喪120はとりわけ心を揺さぶられる回ですから、まさか感想を記事にするなんてという気持ちすごくわかります。

喪122の感想も長文で読ませてくれます、どんどん書いていただきたいです。

どぎめぎが目を覚ましてる

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! – 紛れもなく、青春群像劇

http://dogimegi.blog.fc2.com/blog-entry-70.html

すごい、イラスト付きだし、余すことなく語っていらっしゃいます。気持ち全開というのを感じ取ります。喪122の感想だというのに、ゆうちゃんときーちゃんにさえついて語っている。

ラジカルだけどめっちゃ好みです、こんな調子で毎話書いてもらえたら楽しみが一つ増えます。

レギュラーサイト

滅びゆくじじい

http://horobijiji.blog.fc2.com/

最大大手、まだ読んだことがないというのならぜひ読むべきですね。未来人がワタモテについて情報を得るとき、ここから得ることになるだろうというレジェンドサイトです。でも本当にすごい、これだけの分量に加えてすごい量のコメントに全部お返事されているなんて。読者がつくとプレッシャーなどもあると思いますが、末長く続けてください。

ネット弁慶Aのブログ

http://d.hatena.ne.jp/matui0001/

まだあまりワタモテの感想サイトというのを意識して読んでいない頃からネット弁慶Aさんのブログは拝見していました。ちょっとお休みされるということで書いていらっしゃいますが、また気が向いたら書いて欲しいなと思います。

ナンバーガールの感想などあるのも谷川ニコ先生のファンとしては嬉しいところ。

うざっしーのアニメ批評

https://blogs.yahoo.co.jp/uzassy

私の知る限り最速感想サイト、更新から2時間ほどでアップしてらっしゃいます。面白く思われた時と、そうでなかった時の空気がすごくわかりやすく伝わってきます。喪111あたりから毎回レビューされているようです。すごく早いしどストレートな感想が読めるので、私なんかは影響を受けてしまいそうで、アップされてすぐには読めない強いサイトさんです。

場末の。

http://ciel-machine.hatenablog.com/

すごい人気あります。喪112からレビューを書いていらっしゃいますが、一番の勢いがあるのではないでしょうか。検索したらまず場末の。さんが出てくるので、本当に強いサイトだなと思います。

読めば納得です、どんどんこれから伸びていって欲しいサイトさんです。

ニーサンの○○について語ってみよう

http://ch.nicovideo.jp/nisedaiti

考察が多く、またかわいいイラストがたくさんあるのが特徴です。各話を追いかけつつも過去話の話題も含めてワタモテ語りしていくのが面白く、いろいろなキャラクターなどについて考察していって欲しいなと思います。

見つけたでーってことで参考にしていただけたらなと思います。ワタモテの感想サイトも今熱い!

 

喪124の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第124話の感想です。

田村さんが真子を殴ったという所のショックからまだ立ち直れていない……、という状況で書いていこうと思います。

いきなり1ページめから交錯する3-5の人間関係。2-4である程度なあなあな関係だったものが大きな変化を遂げている、これはただ事ではないなというスタートです。

ゆうちゃん、智子、小宮山さん、いつもながらのゆうもここみ、友モテトリオのカフェのシーンまでの導入が何か不穏です。今までならカフェ集合からのスタートでした。

そこからはいつものトリオ漫才、まさにお姫様を楽しませるお道化、お笑い芸人という小宮山さんの意見は全く正しいけど、ゆうちゃんにはバッサリ切り捨てられ、また弟の話が出て智子がプッツン来るという流れ、この流れの中に田村さんと真子が割り込みます。

しかも田村さん超機嫌悪そう。これは尋常ならざる空気。そこからの暗い展開にどんどん気分が沈んでいく。

この田村さんが退屈そうにする話だって、明るい雰囲気で語られてたら修学旅行のサブストーリーとしてクスッと来る、もこっちらしいエピソードだなーって感じじゃないですか。それなのにこんな形で披露されるなんて。

そして真子が殴られる、えーっ、嫌だ。

そんな感じで、次回まで暗い気持ちで待とうと思います。

(おわり)

気持ちを取り直して、続けていく訳なんですけどね。

今回はゆうちゃんと小宮山さんが再開したストーリを半ばなぞったようなお話だと思います。でもあの時は、旧知の三人のお話で今回のものよりよっぽどゆるく、心温まるようなお話でした。

前述の田村さんから真子への暴力も、小宮山さんがもこっちの襟首をつかむという暴力になんとなく添っているようにも思える所です。随分と激しさは違いますけど。

田村さんの独占欲みたいなものがもこっちにさえ向いてしまうというのが、辛い。これは人柄なんでしょうね。智子を「もこっち」と呼ぶゆうちゃんに対して、独占欲が高じて私はお前と違ってこんなエピソード知ってるんだぞとマウントを取りに行く。これは多分今までもあったことで、真子は直接向けられたこともあるし、田村さんが他の人に向けるのも見てきたのかもしれない。

なので通りがかっただけなので、と軽くスルーしようとするのは、真子としては賢い行動。

真子は真子で臆病だけど、田村さんの気性についての理解は深いし、今まで振り回されてきたのかもしれません。そういうの考えると、田村さんが休んだ日のお話で真子がお弁当食べていて気分悪くなってしまうというの、また別の意味が出てきてしまうし辛い辛い。そんな酷いものではないけど、心の傷みたいなものです、大げさでしょうか。

真子が臆病で、田村さんの悪いところを出さないようにしようとすると、田村さんは逆に掛け金を釣り上げるように真子を追い込んで行く。それも意識的ではないんです。殴ってから我に帰ってますからね。

田村さんの孤独というのは、そこなんでしょうね。なまじ普段が冷めた、平然として動じない雰囲気なので、あたふたするもこっちみたいに憎めいないって言葉が出てこない。

もこっちが独占欲丸出しで、小宮山さんに対して弟のこと言いまくるのと実はあんまり変わらないです。タイプの違う2人だと思ってましたが、実は似ていた。そして孤独なのも一緒。

ただ、ショックだショックだと言い続けていますけど、ゆうちゃんによって場をおさめてもらい、これからが描かれたことは本当に希望が持てます。

ゆうちゃんって、どんな人なのかとらえどころがなかったけど、もうよくわかった、そしてやっぱり物語の要を握る大切な登場人物、私の好きなキャラクターです。

ゆうちゃんは友モテでホームラン級の馬鹿って表現されてましたけど、なぜ中学時代ホームラン級の馬鹿が高校デビューできるのか。高校デビューは戦略と戦術の塊というか、ものすごく頭を使わないとうまくいかないことです。目標を立ててキャラを作る訳ですからね。もちろんコミュニケーションに使う頭と、勉強に使う頭は全く違うことはわかります。

でも今回ゆうちゃんの行動や言動を見ると、ものすごく頭がいい。今回の登場人物の中で一番賢い。もこっちはそのことについて恥ずかしいって言ってますけど、それはゆうちゃんの賢さを理解できないからです。

ゆうちゃんって成長したんだなとものすごく実感したエピソードです。ずっと見守ってきたわけではないですけど、中2の始まりから高3までのゆうちゃんを見てきた中で、ものすごい成長を見せています。メンタルにしろ、コミュニケーションの強さや、人を見て一番いい動き方を見つけるかしこさ。

ここに本編には描かれてない部分のゆうちゃんの苦労や試行錯誤などがみえ、ものすごい成長曲線を頭の中に描く。そしてついに中2のゆうちゃんが高3のゆうちゃんと矛盾なく綺麗につながった!

ここが私として本当によかった、このエピソードいいなと思うところです。

ゆうちゃんが田村さんに語りかける「私は中学のもこっちのこと話ししてあげるから」って台詞、たまらなくいい。

中学時代のもこっちや小宮山さんとのエピソードがこれから田村さんたち修学旅行以降のメンバーにも共有されていく。

つながった、私が愛していた中学時代のゆうもここみトリオ、そして現在の新しい展開のワタモテ。嬉しい嬉しい。

これからどんな風にこのつながりが活きてくるのかはわかりませんが、きっと物語で見事に花咲く日がくる、その日が待ち遠しくて仕方ありません。

喪123の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第123話の感想です。

バラエティ豊かな智子をとりまくキャラクターたち、そこに智貴くんとのシナジーをいきなり投げてくる谷川ニコ先生。

私はもうちょっと貯めてから投げ込んでくると想像してたので、意外性があり、また面白かったです。

シナジーというより初顔合わせ的なものじゃないかと言えるかもしれませんが、実際に作用のようなものは思いっきり発生してますからね。主に小宮山さんについて。

二年生の時の辞書借りに行ってやるからな!と比較して、あの時の智子の邪悪な笑顔はなんだったんだろうと。ついに高校の中でも上に立てる人が現れたことについて喜んでいた(?)のかもしれません。

今は上から接するということにこだわりなく、フラットに接する人が増えました。といっても智子の中では軽く見下しているところはあるように思いますが。実際に下に見ている小宮山さんと同クラスになったことによる効果は見過ごせないところでしょう。

上に立っていると思いこんでいる時の智子は言動が普段のおどおどしたものではなくなるし、傲慢で第三者からの見た目はよくないはずですよね。小宮山さんを普段通りに煽りまくる智子をみた田村さんや真子、吉田さんは果たしてどう思うのか。仲よさそうだな、あの二人って思うならそれはそれで面白い。智子と小宮山さんは中学時代からの腐れ縁ですから、外からとやかく言われることではないと二人とも思うかもしれません。

今回は智子がその場にいないことで、そういう事柄を先送りにしているようには感じました。前哨戦ということで、その日が来るのを楽しみにしています。

ディズニーへ行くことをはにかみながら楽しみにする吉田さん。はにかむ吉田さんという大サービスかつディズニー遠足フラグを立てて行く、なんて欲張りなんだろう。個人的にはここが一番良かったんです。智貴くんのヤンキー観を含めて。コゾーか?ってせりふが良すぎ。

うっちーの奇行、ポテンシャルさん(仮名)のアスリートのごとき熱意、もはや普段通りの小宮山さん。ねーちゃんの周りには変な人しかいないのかって、わずか数分の間に出来事が起こりすぎですね。こいつって意外と普通なのか、ってかなり重要な締めくくりです。ある種のマイルストーン的出来事というか。

ただでも、一言言わせてください、小宮山さん好きとして。そこまで引かなくていいじゃないか、伊藤さん。恋する乙女をドン引きしないで。伊藤さんそこまで小宮山さんの智貴くん関連の奇行見てないじゃないか!私たち読者とは違って!

と書いて思ったんですが、廊下で軽やかにバレエやってるぐらいだから、伊藤さんのまえでも夢の中みたいに過ごしてたんでしょうね、やっぱり伊藤さん無罪、ノットギルティということで結論が出ました。

喪122の感想

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第122話の感想です。

来るか、来るかと待ち焦がれていた、そして何かしらの不安も感じていた3年編スタートの始業式、ファンの気持ちに応えるような素晴らしい盛り上がりと余韻のある一回になったと思います。

と書くと冷静に静かに喜んでるような感じですが、実際の気持ちとしては買ってあった宝くじ一枚残らず全部当選した!みたいな感じで、おかしいほど喜んだし興奮もしました。

何と言っても小宮山さん。小宮山さんのファンとしてはこのところ準レギュラーであった彼女が、再びレギュラーキャラとして返り咲くとすれば本当に嬉しい。もこっちと小宮山さんが低地で争っていた頃が大好きだし、ワタモテという物語がキャラクター寄りに展開していくきっかけになったように思います。

思えば随分とワタモテも漫画っぽくなったなと。漫画作品に漫画っぽいというと語弊のある表現ですが、漫画的な表現はとても控えめだったと感じていて、特に初期はもこっちが全ての漫画的表現を背負うことでバランスを取っていたように思うのです。

ツノがあるボサボサの頭、絶え間ないクマというキャラクター性。幾分か平均より劣ってるんじゃないかという自意識を持つ私には、平々凡々な高校生が主人公の物語よりも感情移入しやすかった。かといって劣等生というわけでなく、だらしないだけという湯加減もよく。

周囲に必要以上のギャグメーカー、トラブルメーカーになるような突飛な人がいなく、ギャグの中に淡々とした静かさがある、そういうところがワタモテという物語について行きたいなと思わせるとても重要なポイントでした。

それが小宮山さんという実質的なライバルキャラが登場して物語が転がり始めたな、と感じていたこともあり、小宮山さんは好きだし思い入れがあります。

そのような淡々さ、キャラクター性がもこっちへの集中していた時期から、今回のワタモテは想像できないぐらいバラエティとキャラクターに溢れかえって、とても漫画っぽい。

うっちーが >< こういう目をしてゴロゴロ転がるなんて、初期ワタモテからは想像できないけど、もはや今では最高にかわいいという感じになってます。

ライバルキャラってくくりで見ても小宮山さんが同じクラスになるとともに、ネモも同じクラス。小宮山さんの友人伊藤さんも同じクラスで、彼女ももこっちのことをどう思っているのかはわからない。丸い目玉のポテンシャルさんもどことなくライバルっぽさをたたえています。

このライバル(?)キャラが多いってことだけでも、どれだけ無限の化学反応を生むか。

南さんのように物語内でも特殊な、もこっちと関わりなく外部から嘲笑するような読者の嫌われ者になりそうな人まで同じクラスになってしまった。シリアスにもなりうるし、それまでのキャラクターが崩れていくギャグ展開への期待も含んでいます。

それら今後への期待をこの一回に詰め込むクライマックスに、ネモともこっちの競り合いを持って来る。

上等、黙ってやられる訳じゃないぞ、と掛け金を上げて行くような展開の凄さ。

これが今のワタモテだ!と叫ぶかのような気持ちで、これまで積み重ねてきた物語だからこそできる緊張感とカタルシス。

ネモがその場の衝動でやってしまったことも、清々するだけでなく、後悔含んでもこっちと同じくぷるぷる震えているところが、私の心も震わせる。これはネモともこっちのいくらかトゲトゲしたやり取りの決着ではなく、これからのテーマの一つとしてドンと構えたと確信するところです。

これからのワタモテ、もっともっと面白くなるって読者みんなが思っただろうな、そんな気持ちで一つになれた、こればかりは疑いようもないところです。

喪121の感想

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第121話の感想です。

父親回、というのが来るとは思っていなかったので、しばしタイトルを見て目を疑いました。

過去を振り返って見ると母親回、っていうのは無いわけですよね。それがいきなりの父親回。

父性の喪失とか、あんまりよくわかんない言葉を知ったかぶりで使うのはよしておきますが、ワタモテの物語の中で父親の役割というのは考えてもみなかった。

で、振り返ってみて私自身、智子を友人というよりも親のような目で見ているといいながら、実際こうやって突きつけられてみて、言葉を失っていたというのが現在の心の記録になります。

あくまでこの感想文はその読後感についてその時の気持ちで書き記しておきたいというのが個人的な目的です。あとから読むと随分意見が違っていて面白いんですよ。もし修学旅行編の序盤に感想文書いてたとしたら、このヤンキー嫌な感じですね、とか書いてたに違いないと思うんです。

お話戻ってこの喪121を読んで思ったのは、智子と父親との関係はそんなもんだろうな、というそういうごく当たり前な、単純さも極まる感想です。

父親と釣りに行って智子に変化が生じたりドラマが始まったらワタモテじゃないです。この淡々とした写実的表現はこのところのドラマ展開の中でいかにも気が抜けてますが、物語の身がびしっと締まった気がする、とよくわからない表現になります。

なんとなく思い出したのは数年前に見に行った原恵一監督のカラフルって映画です。単純に父親と釣りに行くエピソードがあるだけで、本当になんの関係もありません。ただあちらは非日常的な展開の中で淡々としつつも濃厚な父と子のドラマが描かれます。川釣りなのも一緒だし、なんとなくです。

智子はおそらく週に何度かは父親と食卓を共にするような優しい家庭に暮らしているようにぼんやりと想像していました。今までの登場シーンはたまたま帰って来るのが遅い回とか多かったですが。

智子は反抗期は無いか、薄い子だと思います。私自身は高校生ぐらいの時は親と一緒にご飯食べるのはしんどいなと思っていたような感じなので、仲良い家族って素直にいいよなと思います。

それは智子が内にこもりがちな一つの理由かもしれないです、学校行かなくていいなら行きたく無いって作中でも語ってます。

少なくとも母親は些細なことで咎めても、父親から積極的に咎めたり行動を縛ったりしないんだろうな。それはでも希薄というと違うんですよね。両親からガヤガヤと進路や趣味や生活、交友について言われたら、こんな家出て行けるものなら出て行きたいと思うでしょう。

智子がスカート長い、化粧しない、身だしなみについては中学生レベルの質素かつ派手を嫌うのはなんらか親の影響もあるんじゃないかと読み始めた初期からの感想です。でもそこにシンプルな力学なんか無いのがリアリティです。

これからも、黒木家ということには興味を持ち続けたいです。描かれないかな、と思っていた部分について、今後もっと深く知ることができるかもしれません。

でも描かれなくてもいいです、そんな断片から智子を読み取り想像を膨らませることが楽しいですからね。大変大切な断片のひとつだと思いました。

喪120の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第120話の感想です。

前回に引き続き、引っ張ってきた打ち上げ会当日のお話。

クラスでの打ち上げという楽しげで賑やかな空気の中で2年生の振り返りをモノローグでやってしまうのではないか、などと予測していたわけです、かつての学食回のように。

前回盛り上げた分、冷めたもこっちが帰ってくるのかなと。

それがこうくるのか、と驚きました。もう毎回驚いている感じはあります。このところのワタモテは超展開といってもいいとおもいます、あるいは神展開。

なんともこっちが、焼肉屋さんという極限状態の中で普通に振舞おうとしてるし、万全とはいかなくともその場をうまく取り繕うとさえして、やらかすこともない。学食ぐらいのクラスメイトとの立ち回りは安定してできるようになっている。今回の心の声はもこっちが主で、いかにその打ち上げでうまくするかとか、話題をそらすかなどが中心です。

対比するように田村さんがクラスの中で居心地悪さと孤独を味わう役割を持ってしまう。全く想像できなかったし、すごいエピソードだと思います。

今回の田村さんは、田村さん登場前後、つまり修学旅行編あたりからのもこっちの味わってきた居心地悪さを再現して味わってるなと思ったところです。

席変えをして居場所がなくなるのは、修学旅行編初日の新幹線に似ています。

隣にいる南さんがあからさまに向きをそらして背後の真子と話するのはうっちー登場の野球部応援回のバスの中。

焼肉のオーダーの際に何でもいいって言うのは修学旅行で行きたいところを聞かれた時のままなので、同じ田村さんなんだなと感じますが、人との関わりで状況が変わってしまった。

吉田さんが岡田さんと会話しているのを遠目に見るところも、修学旅行編の自由行動の回で吉田さんを誘おうとしたもこっちそのままのイメージ。私としてはここが一番胸に刺さったように感じます。

ちょっと話はずれますが、こういう場は社会人になってから定期的に行われますね。忘年会とかなんだとか。そう言う時に席変えとかしようっていう流れ嫌いなんですけど、それで自分でリードしてポジションとっていく人、うまいなと思いつつもうざいなとも思ってしまいます。できれば普段会話しているグループで固まっていたいのに、乱してくれやがって、という感じです。

そういうのは体育の時間にペアになる人がいないというのよりも、もう一段社会性のあるぼっちあるあるになるなと感じました。田村さんあんまりクラスメイトと絡みがないなら、そういう経験値ゼロだと思うし、そうなるまで隅っこで固まっていられると安心していたのではないでしょうか。その辺を吉田さんに突っ込まれていますね。

そこから田村さんに真子、吉田さん、そしてもこっちが順に集っていくのは、あの嵐山の渡月橋あたりの展開が思い出されて、良いです。感動したという言葉を使うのが安っぽく思うぐらいに良いなと思います。上手く言葉が見つけられないです。

田村さんは田村さんなりにクラスの中で浮いてしまう自分と、そして居場所を発見したという感じです。

もこっちが煽って、吉田さんが受けて、その仲裁に入るって流れは田村さんにとってはルーチンワークみたいになってたとしても、それはそれで居場所だったんだということです。それをみなバラバラになるかもしれないその日に見つけた。

なので最後にわがままを言ってしまう田村さん、切なくもありかわいくもあり。京葉線は夜でもそれなりに本数があるので21時~22時でも10分に1本は電車が来ます。なのであと10分だけ欲しい、って言ってるんですよ。

田村さんの普段の考え方ならかっこ悪い、ダサいことだと思います。そういう自分を海浜幕張のホームに見出した。

ワタモテでそういうお話を読むなんて思ってもいなかった、そしてすごく心を揺さぶられました。