喪123の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第123話の感想です。

バラエティ豊かな智子をとりまくキャラクターたち、そこに智貴くんとのシナジーをいきなり投げてくる谷川ニコ先生。

私はもうちょっと貯めてから投げ込んでくると想像してたので、意外性があり、また面白かったです。

シナジーというより初顔合わせ的なものじゃないかと言えるかもしれませんが、実際に作用のようなものは思いっきり発生してますからね。主に小宮山さんについて。

二年生の時の辞書借りに行ってやるからな!と比較して、あの時の智子の邪悪な笑顔はなんだったんだろうと。ついに高校の中でも上に立てる人が現れたことについて喜んでいた(?)のかもしれません。

今は上から接するということにこだわりなく、フラットに接する人が増えました。といっても智子の中では軽く見下しているところはあるように思いますが。実際に下に見ている小宮山さんと同クラスになったことによる効果は見過ごせないところでしょう。

上に立っていると思いこんでいる時の智子は言動が普段のおどおどしたものではなくなるし、傲慢で第三者からの見た目はよくないはずですよね。小宮山さんを普段通りに煽りまくる智子をみた田村さんや真子、吉田さんは果たしてどう思うのか。仲よさそうだな、あの二人って思うならそれはそれで面白い。智子と小宮山さんは中学時代からの腐れ縁ですから、外からとやかく言われることではないと二人とも思うかもしれません。

今回は智子がその場にいないことで、そういう事柄を先送りにしているようには感じました。前哨戦ということで、その日が来るのを楽しみにしています。

ディズニーへ行くことをはにかみながら楽しみにする吉田さん。はにかむ吉田さんという大サービスかつディズニー遠足フラグを立てて行く、なんて欲張りなんだろう。個人的にはここが一番良かったんです。智貴くんのヤンキー観を含めて。コゾーか?ってせりふが良すぎ。

うっちーの奇行、ポテンシャルさん(仮名)のアスリートのごとき熱意、もはや普段通りの小宮山さん。ねーちゃんの周りには変な人しかいないのかって、わずか数分の間に出来事が起こりすぎですね。こいつって意外と普通なのか、ってかなり重要な締めくくりです。ある種のマイルストーン的出来事というか。

ただでも、一言言わせてください、小宮山さん好きとして。そこまで引かなくていいじゃないか、伊藤さん。恋する乙女をドン引きしないで。伊藤さんそこまで小宮山さんの智貴くん関連の奇行見てないじゃないか!私たち読者とは違って!

と書いて思ったんですが、廊下で軽やかにバレエやってるぐらいだから、伊藤さんのまえでも夢の中みたいに過ごしてたんでしょうね、やっぱり伊藤さん無罪、ノットギルティということで結論が出ました。

喪122の感想

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第122話の感想です。

来るか、来るかと待ち焦がれていた、そして何かしらの不安も感じていた3年編スタートの始業式、ファンの気持ちに応えるような素晴らしい盛り上がりと余韻のある一回になったと思います。

と書くと冷静に静かに喜んでるような感じですが、実際の気持ちとしては買ってあった宝くじ一枚残らず全部当選した!みたいな感じで、おかしいほど喜んだし興奮もしました。

何と言っても小宮山さん。小宮山さんのファンとしてはこのところ準レギュラーであった彼女が、再びレギュラーキャラとして返り咲くとすれば本当に嬉しい。もこっちと小宮山さんが低地で争っていた頃が大好きだし、ワタモテという物語がキャラクター寄りに展開していくきっかけになったように思います。

思えば随分とワタモテも漫画っぽくなったなと。漫画作品に漫画っぽいというと語弊のある表現ですが、漫画的な表現はとても控えめだったと感じていて、特に初期はもこっちが全ての漫画的表現を背負うことでバランスを取っていたように思うのです。

ツノがあるボサボサの頭、絶え間ないクマというキャラクター性。幾分か平均より劣ってるんじゃないかという自意識を持つ私には、平々凡々な高校生が主人公の物語よりも感情移入しやすかった。かといって劣等生というわけでなく、だらしないだけという湯加減もよく。

周囲に必要以上のギャグメーカー、トラブルメーカーになるような突飛な人がいなく、ギャグの中に淡々とした静かさがある、そういうところがワタモテという物語について行きたいなと思わせるとても重要なポイントでした。

それが小宮山さんという実質的なライバルキャラが登場して物語が転がり始めたな、と感じていたこともあり、小宮山さんは好きだし思い入れがあります。

そのような淡々さ、キャラクター性がもこっちへの集中していた時期から、今回のワタモテは想像できないぐらいバラエティとキャラクターに溢れかえって、とても漫画っぽい。

うっちーが >< こういう目をしてゴロゴロ転がるなんて、初期ワタモテからは想像できないけど、もはや今では最高にかわいいという感じになってます。

ライバルキャラってくくりで見ても小宮山さんが同じクラスになるとともに、ネモも同じクラス。小宮山さんの友人伊藤さんも同じクラスで、彼女ももこっちのことをどう思っているのかはわからない。丸い目玉のポテンシャルさんもどことなくライバルっぽさをたたえています。

このライバル(?)キャラが多いってことだけでも、どれだけ無限の化学反応を生むか。

南さんのように物語内でも特殊な、もこっちと関わりなく外部から嘲笑するような読者の嫌われ者になりそうな人まで同じクラスになってしまった。シリアスにもなりうるし、それまでのキャラクターが崩れていくギャグ展開への期待も含んでいます。

それら今後への期待をこの一回に詰め込むクライマックスに、ネモともこっちの競り合いを持って来る。

上等、黙ってやられる訳じゃないぞ、と掛け金を上げて行くような展開の凄さ。

これが今のワタモテだ!と叫ぶかのような気持ちで、これまで積み重ねてきた物語だからこそできる緊張感とカタルシス。

ネモがその場の衝動でやってしまったことも、清々するだけでなく、後悔含んでもこっちと同じくぷるぷる震えているところが、私の心も震わせる。これはネモともこっちのいくらかトゲトゲしたやり取りの決着ではなく、これからのテーマの一つとしてドンと構えたと確信するところです。

これからのワタモテ、もっともっと面白くなるって読者みんなが思っただろうな、そんな気持ちで一つになれた、こればかりは疑いようもないところです。