喪119の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第119話の感想です。

ついに2年編も終わって春休みかと思えば、引っ張りますね。というかいくらでも引っ張ってもらっていいです、読者として。打ち上げをきっかけに春休みをクラスメイト取っ替え引っ替えで遊んでくれてもいいんです。それで1巻、2巻ぐらいあっても歓迎したいところです。

今回様々な良い小エピソードありましたが、一つを挙げるとすれば最終ページのお母さんとの通話終了と書かれたスマホの画面でしょうか。この一コマに込められたものに思わず涙がにじんでしまいました。

どうやってこの気持ちを表現したらいいのか、あえて表現したらチープになってしまうのではないかと思いつつ。

これってわざわざの塊だなとおもってます。もう今更ガラケーの時代のように連絡先の登録番号なんて関係なくなってると思うんですよね。最初に登録した人が1番で、たとえばダイヤルボタン押して1押したらすぐにその電話番号につながるみたいな。今は十字ボタンでカチカチするのでなく、名前で検索したり、あいうえお順をするするとスクロールしたり。

このコマであえて登録番号01であることを書くのは、連絡先の少ない人、例えばもこっちであれば1番目はお母さん、2番目は弟智貴くん、3番目はゆうちゃん、それで連絡先が全部。そういう人ってさみしいよね、自分は連絡先に何十人登録してる、クラス全員登録してるとかで顔の広い人アピール、みたいな一つのぼっちあるあるです。

でも、もこっちだって昨今は連絡先たくさんありますからね。田村さんや真子あたりに尋ねれば連絡網で引っかかる状態です。加藤さんも家電にかけたりとかしなくていい。連絡先が身内しかない、そんな状態から脱しています。だからこそ「登録01お母さん」ってあるあるネタはもはや過去のものです。ついに過去のものになったんだなと改めて思います。

あと01お母さんに登録されたママとの写真って、もこっちが小学生の時に撮られたであろうツーショットの写真。もこっちは多分これを大切に思って、フォトスタンドの写真をわざわざスマホのカメラで撮って登録したのかもしれない。

そんなもこっち、幼い頃、小学生頃を黄金時代と捉えてそこに執着してしまうもこっち。でももうそこから脱しようとしている、というか脱した。明確に脱して一歩踏み出している。その一歩を待つ2人、出向かえるように立つ田村さん、背を向けながらも距離を置かない吉田さん。その3人を脚だけのカットで描いてしまう。

特別編2、1年生の時のクリスマス会のエピソードを受ける形で、ここまで変わったというか、進んだというのがこのふたコマだけでも十分すぎるぐらいに描かれています。

他にも様々な心の機微が表現されていて、素晴らしいエピソードです。その中でもとりわけ最終ページのこのふたコマは心に迫るものがありました。