ライト姉妹第15話の感想

コミック電撃だいおうじ連載中のライト姉妹、第15話の感想文です。

さて前号に引き続き、少しは成長した奏愛ちゃんのどこか抜けてるとはいえ頑張る夏休み。今回はプロット編、って思った?残念!というぐらいの肩透かしを食らう幕開け。

本気でそういう展開を心の中で求めてたんですよ。しかし思ってたようになるわけもなく。作者は谷川ニコ先生なんだぞ、気を引き締めろって感じです。

そしてまさかの水着回。早くて次号ぐらいだと思ってた。なんとかおねいちゃんをプールに引っ張り出そうとする環季ちゃんの奇策、執筆の合間のハプニング回。そうはならなかったことについて言及しても仕方ないですね。

奏愛ちゃん、奏愛ちゃんに戻っちゃんたんだ。人前に出るのにも抵抗なさそうでもありますが、これまでと同じ奏愛ちゃんの物語だった。

前回「次回、まっすぐに直線で完成を目指していくのか、なにかまた後退するのか、停滞するのか」と書きましたが、やっぱり後ろ二つだった。

今回サービス回ですよ、水着回です。奏愛ちゃんのお団子頭も見られるし。

なのでライト姉妹のファンはだいおうじ今すぐ電子書籍で買ってその目に焼き付けるべきだと思います。

佐藤さんも登場、奏愛ちゃんのクズさ爆発してる。佐藤さんもいずれ奏愛ちゃんのおかしさに気がつく日がくるのでは?

そしてついに本当のおねいちゃん登場!怖い。

次号の展開は読めます。いや今回のこともあるしわからないですけど。地獄開始って感じだろうなと、さすがに次回については予測がつく感じです。

おねいちゃんの活躍に期待しつつ、次号を待ちたいと思います。

だいおうじピクシブで13話まで読むことができます。

喪116の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第116話の感想です。

ちょっと予想外の卒業式の裏話、そして智貴くん主観のお話。

保護者から見た喪115話。そして話数のカウントも116と進み、またワタモテの時間が流れ出したなと不思議な安心感がありました。

単行本のオマケエピソードみたいだなという感じで、ちょっと変わった回でもあります。

うっちーはいくところまで行った人がさらに深淵に行ってしまった結果セミになる衝撃的なコマがありました。ここで今回変わってるなと思うのは1コマで智貴くんとうっちーが同時に内側の声を発してるところです。

こういうのはページ数に合わせて表現の手数が圧縮されてるのかなと思います。みんみん鳴くセミみたいに書き文字できもいきもいとか言ってるのは、そういう表現の圧縮を逆手に取ったみたいな変化球ギャグだなと感じました。1つのコマのギャグ密度が濃く、読者にとって忘れがたい一コマでしょう。

物語自体が前回、前々回と引続くもので前振りが入らないので、各々のエピソードが圧縮されていますが、ギャグとして回収できていたり、田村さんの新たな発見を生んだりしています。観察眼するどい田村さんとしては、黒木さんを見ている男の子がいることを知ったけど、これがどのように今後つながっていくのかはわかりません。うっちーが姉弟だと見抜いたというお話、あれと関係あるのかどうなのか。

前回とても”いい最終回だった”的な大きく心動く展開でしたが、あくまで智子にとって大きなイベントではあっても大きな変化ではない。智貴くんが変わらないうざさはあるが、って落としていますけど、これが全てですよね。

これは智子のなんでもない日常の物語。でも日常というものは大きなものでなくとも成長や変化をもたらすものです。

これを読んでから喪4を読んでみてください。ブランコに座る智子をみる智貴くんと喪116の智貴くんは同一人物です。2年の月日と姉弟の成長と変化を感じます。今回の智貴くん、物語中で一番良い表情をしているように思いました。

そして私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の作品の世界もまた成長していると感じられるところでした。

喪115(後編)の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第115話(後編)の感想です。

全部があったなと、このエピソードにワタモテの全部があったと感じました。

これまでの115話全てを読み、アニメの1シーズンを観、愛してきた読者として最高の一話でした。

一読者にすぎない私の事情として人とのコミュニケーションが得意でなく、こちらから声をかけたりできず、寂しく感じたり、疎外感を味わうなどそういった十代を過ごしてきました。そのような経験の積み重ねがもこっちと自分を重ね合せる最大の理由です。

そんな気持ちが、すべてこの一話によって満たされた、受け入れられた。だから全部だなと思うのです。

今江先輩は喪20で現れ、まるでそれまでの19話全てを読んできたかのように、もこっちの孤独や疎外感を受け入れ、暖めねばと感じたキャラクターです。それが喪21の着ぐるみエピソードで、アニメでも大きな山場として、読者視聴者の心を確実に掴んだお話だと思います。

あれは読者の視点に近くて、もし作中のキャラクターを思い通りにできるならもこっちをハグしてあげたい、そんな気持ちの代弁者だと感じていました。

ハグしてあげたい、そんな気持ちで喪21を読んでいたあの頃の私に、ワタモテも100話を超えてクラスメイトに友達もできて楽しそうにやっているよって現在の私から伝えたとしたら、ホッとした、辛い展開になってなくて良かった、これからも安心して楽しんで読めそうって言うと思うんです。

今江先輩もすでにもこっちにはクラスメイトに友達もいて、楽しそうにやっていることをしっているので、もはや代弁者ではなくて、本当の意味で同じく安心して喜んでいるのかなと思います。

お互いが名前を名乗るのも、曖昧であったアイデンティティーの独立という気持ちがします。

今回は異例なぐらい起承転結のはっきりしたドラマがあるお話です。それは今江先輩がどうやってもこっちの現状を喜ばしく受け取るか、といった話であるとともに、もこっちのクラスメイトたちがまるで私たちの代弁者のように振る舞います。

吉田さんがもこっちを今江先輩の前に強引に引っ張り出し、今江先輩と二人の時間をつくり、そしてようやく何かを受け取り感情をあらわにするもこっちにティッシュを差し出す真子、それをそっとしておいてやれと静止する田村さん。

全部だな、全部が全部、私の寂しさや疎外感などでもこっちと重ね合わせてきた自分を抱きとめて受け入れてくれたんだなという、そんな気持ちをすぐに言葉に表したくて、この感想文を書きました。