ワタモテ感想サイト2017年2月

レギュラーで更新されているのは滅びゆくじじいさん、もこっちを見守る会さん。

その他のワタモテの感想のググりたみが深くなったのでググってみました。

ネット弁慶Aのブログさんから

ワタモテ 喪110 感想

http://d.hatena.ne.jp/matui0001/20170204/p1

ガンガンオンラインの更新とともに感想をアップされているようです。これからもリアルタイムの感想は続けていただけると嬉しいです。

うざっしーのアニメ批評さんから

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!2年2学期時点のスクールカースト情勢分析

http://blogs.yahoo.co.jp/uzassy/13778855.html

記事の投稿は2016年7月でもこっちのクラスメイトについての記事ですが、加藤さんの件など喪109までの経緯や経過がかなりの密度で考証されています。

すごないマンガがすごいさんから

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い 10巻 ネタバレ感想

http://subcham.blog.fc2.com/blog-entry-1172.html

10巻のレビューです、かなりハイテンションかつ内容に興味のそそられる感じでしょうか。単行本を買って読みたくなる感じですね。

名前をつけて保存さんから

『私モテ』って今とんでもないことになってるのねー/谷川ニコ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(1~10)』

http://save-as.hatenablog.com/entry/2016/12/21/005648

この一歩引いた感じの感想がとてもいいなと思います。アニメの時から時間をおいて読む、という視線でワタモテが語られています。この語り方はかなり好きです。

3倍増しのブログさんから

【漫画】 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 10巻

http://ameblo.jp/sanbai-red/entry-12212613774.html

お気に入りのカットで10巻をピックアップして紹介していらっしゃいます。やっぱり気になるのは帯ですよね。

また見つけたらこのような記事を作りたいと思います。

喪110の感想文

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!第110話の感想です。

非常に興味深い回です、受験生を応援するってタイトルからここまで面白い内容になるなんて。

初登場の彼女については申し分ないほどキャラが立っています。このダークな感じ、久しぶりだなと。彼氏の陰影ありありな感じとか、ナンバーガールのてるてる坊主を想起する、それは大げさですが、とにかくダーク。ダークワタモテです。

回想回、中学時代の恥ずかしい自分を思い出して、なんだこの記憶っていうお話は結構好きです。それが突然始まるのもいいですね。中学ゆうちゃんも可愛さに磨きがかかっています。中学ゆうちゃんはデフォルメされていることが多いので、こういう描写は実は貴重かもですね。

今回特にもこっちの優しさと、根元さんの登場についてとても関心を持ちました。

もこっちの優しさのあり方について

もこっちって、生来に優しい子だと思います。性格悪いっていうのは、捻くれであったり、人とうまく話しできないぶん、話できる人には強く当たってしまうんだと思います。そういうところが悪ガキって感じで可愛く思うんですが。

今回の受験生の付き添いをした時も、単純に役得についてが彼女の重点になっているように感じました。寒い監督よりも、ストーブで暖かいっていう役得ですね。

役得と優しさがセットになっているような描写、わかりやすいのは智貴くんの看病の時です。インフルエンザになりたいとか、隠れてゲームで遊びたいというのは、全く本心そのものだと思います。

あの時に梨を頬張っていたのと、今回のストーブは同じイメージ。単純に役得をラッキーと感じてるようです。ツンデレみたいな感覚で、本当は優しくありたいけど、本当の自分を見せたくない、恥ずかしいので照れ隠しってそういう風には全く見えません。

でもそういう役得を得ようとしている時、本来のもこっちが出てくるように思います。今回の優しい言葉。びっくりしてしましましたけど。えっ、優しいって。看病の時の「絞れよ」も適当にしてますが、優しい。

そういった優しさは、意識して出している感じがしないのがとてもいいなと思います。

優しくすれば、褒めてもらえる、好きになってもらえる、そういう学習とは無縁の優しさ。

幼児が痛い目にあったお友達をなでなでする、そんな優しさを見せた時のような、心温まるものがあります。智貴くんがお姉ちゃんを大好きだったというのは、その一面をよく知っていたからではないでしょうか。

根元さんのこと

今回でも、本編ではちょっとだけのお話、根元さんと、伊藤さんの登場には驚きました。

これはさらに根元さんについてさらに理解するきっかけになるんじゃないかと思ってます。

これは2年進級時の根元さんとの絡みについての印象が随分変わるなと思いました。

とは言っても、最初からそういう意図のカットですよ、と説明されたとして、納得かつすごいなと畏れにも似た感情が生まれます。

根元さんは最初から、1年の入学式、クラス分けの時から、あの時の黒木さんを覚えていたのかもしれないですね。私は黒木だから覚えといて、その言葉に応えるように。

でもずっとスルーしていたわけです。1年生の間は。

そこにはいろんな意味を感じます。悪意とかそんなのじゃなく、一番の理由としては高校デビューって大変だから、ってところかなと思います。清田くんや岡本さんたちグループの付き合いが優先でしょう、地味な黒木さんより。ゆうちゃんにもそういう描写がありました(喪14)。

根元さんから見れば、あの時名乗っておきながらスルーされてるな?って気持ちがあったとして不思議はありません。存在感薄いからさー、ってその一言にそんな意味が含まれているかもと。

でも最初から黒木さんを意識してたとすれば、ぼっちの黒木さんであることも観察して知っていると思います。

そう考えて過去回を改めて読み返すと、結構扉絵やいろんなところで同じカットにいることが多い。それはリア充グループとぼっちとの比較みたいな意味だろうなと思っていましたが、一転スルーしている根元さんのカットではないかと、そう読むのは穿った意見だとは思いますが。

もしそうなのであったら、あるいは穿った見方でもそう読めるのであれば、ワタモテって深みのあるというか、作り込まれた物語だとしみじみと感じます。

もこっち、学校楽しんでるよね?

もこっちは、あまり学校に行きたくない子です。それはもちろん、学校では人一倍の孤独を味わうことになるから。夏休みを自宅で過ごす方が、何倍も気楽で喜びを見出します。

それは2年になって大きく変わることがなくストーリーが展開していましたが、夏休みが明け、修学旅行に行ってから徐々に着実に変化しました。

もう、もこっち、学校楽しんでるよね?

109を読んだ今、一人の読者としてそう思ってます。彼女を好きなので、すごく嬉しいことです。同時に自分の高校時代を振り返るに、少し寂しい気持ちになることも確かです。

もこっちは、とりあえず人付き合いにおいて、この人は、こういうタイプの人だ、って決めつけて、それで考えるのをやめて生きています。

だからもこっちの目を通してみた人たちって、薄っぺらです。

他者のことを掘り下げない。

でもこのところの変化として、人間関係が複雑になり、その中で今まで通り捉えている人と、そして例外的に一歩掘り下げた観察もするようになりました。

修学旅行の同じ班になった面々について、本編中の露出はたくさんありましたが、私もよく彼女たちのことを知りません。もこっちもまたそうでしょう。

読者としてはもっと掘り下げて欲しいなと思っていました。吉田さんの交友関係、もこっちの思うような型にはまったヤンキーではないでしょうし、そのバックグラウンドストーリーが垣間見えないかな。

田村さんと真子(姓を知りたい!)の間に何があったのか、うっちーやその友人、雌猫の間のグループ。

たくさんのキャラクターが増え、情報量は増えましたが、もこっちフィルターを通すと、全然どんな人たちなのかわからない。

例外というのはネモ、そしてネモを通じた清田くんなどのリア充グループです。

ネモの声優の一件、あれ以来どのような展開になるのかなと考えました。

オタバレを恐れるネモを組み込んだギャグになるのか。朱里ちゃん、真子、うっちー、それぞれがもこっち被害者としてギャグの要員に駆り出されました。

でも、待っていたのは「や」でした。あそこで私は違和感というか、怖かった。何かしらの悪い予感です。

でもそれ以降、グラウンドでのランニングのエピソードなど、ネモはアニメの話なんかも普通にもこっちとします。そして岡田さん、清田くんなどとの絡みも特に変化は見られることなく。ホッとしたのを覚えています。

あそこで随分とネモに踏み込みました。この人たちは、それぞれ別の顔があったりして、疲れそうだ、それなりに苦労してるんだなと。

今までリア充と型にはめていた人達にもう一つ複雑な内面があるのだと。

これはコントラストです。複雑な陰影がある世界と、フラットで薄っぺらな世界。これを谷川ニコ先生はっきりと使い分けることで、もこっちの世界の変化をくっきりと見せてくれます。

今、もこっちが感情移入できるとすれば、吉田さんより清田くんの方ができるんじゃないでしょうか。清田くんはリア充ぶっていながら、なんらか別の面があって苦労してるんだろうなと。

吉田さんは、ピュアヤンキーで楽そうだなと。

大きな違い、踏み込む深度の違い。

清田くんの「うぉい!」に鼻笑してしまったのだって、そんな観察ができているからこそではないかと感じています。

学校へ行って、軽く付き合う程度でも友人がいて、関心を持つ人もいて。

いつもの「学校行きたくない」から「行かなきゃよかった、と思わないでもないけど」への変化。

そういうのって楽しんでるっていうんじゃないでしょうか。

あの「ふっ」っていう鼻笑をみて、私はもこっちに、「学校楽しんでるよね」って初めて言う権利ができたように思います。

もこっちにしてみれば、それは絶対に否定するでしょう。

「たまたま悪くないって思っただけだろ、楽しんでねーよ」